インターネット受注研究会議事録(第5回) 

日時:12月11日 18:30〜

会場:岡谷市役所

参加者:大木(テクノクリエイティブズ)、小島(コジマ工業)、小口(ダイヤ精機)、増沢(日本青銅)、
    中谷(テクロック)、有賀(マルゴ工業)、中村(マルゴ工業)、浜(岡谷市)、
    大橋(インダストリーウェブ)、岩田(インダストリーウェブ)
議事 ・調達フォーラムとの交流会のまとめ まず大橋より、交流会の内容報告と、その後の調達フォーラム側の反応について発表があった。 ・全国に先駆けた形で、発注・受注両者の交流会が持てたことは意味のあることであり、今後も回を重ねていきたい。 ・参加者個別の交流も深めることができ、よかったと思う。 交流会参加者の意見 ・トータルとしては大成功であった。 ・「発表」が多く、深い議論までは行かなかったが、今回は顔合わせということでよいのではないだろうか。 ・今後はテーマを絞って、分科会の形式で議論するのがよい。 例えば、情報システム、調達、開発設計、など ・今回できたつながりで、個々に仕事をもらってもいいし、また、諏訪バーチャル工業団地の名で、  実験的に仕事を投げ込んでもらうのもいい。 ・こちらの研究会の中での役割分担がしっかりしていない。 今後は会計なども含めた仕組みづくりをするべきだ。 ・実際に交流してみて、インターネットでの取り引きといっても、やはり人と人の直接の関係が重要であると感じた。 ・今回は、企業の購買担当者の人と交流できてよかった。現場の人間との交流もしてみたい。 ・又開発や設計の部門の人とも交流できれば良い。 ・D社の発表した下請け企業をトータルに結び付けるシステムは大変興味深く、  諏訪においても同様のシステムがあれば非常に有効である。 ・ネット上の調達が進むと、商社とばしなどが起こりうることであり、認証の問題はやはり問題になるだろう。 ・とりあえず終わったが次に結び付けることが重要。  こうした議論の中で、次第に諏訪バーチャル工業団地のありかたに議論が移っていった。 ・ホームページと同時に、Eメールによる積極的な売り込みをかけることが重要だ。 ・しかけていくことの重要性、能動的に動くことの大切さ。 ・切り込んでいくことが必要。 ・しかし、実際にはかなり「勇気」が必要だよね。 ・Eメールならば、受け付けから担当部所へ簡単にまわしてもらえるので、こちらの情報が  確実に伝わりやすいというメリットがある。 ・現在のホームページは、企業の持つ技術などをアピールするものが多いが、  購買担当者にとっては、具体的な製品や部品の例のほうがイメージしやすいのでは。 ・しかし具体的な情報がどこまで公開できるか問題がある。 ・D社のようなシステムを諏訪に取り入れて、まずは閉じた企業間をネットワークで結んでいくだけでも、  高い効果は期待できる。 ・インフラが必要だ。 ・諏訪のように狭い土地でも、近くの企業の仕事の状況がつかめないことが多いから、  そうした情報をお互いに共有できるシステムは必要。 ・最近では、大手企業がネットワークやデータベースなどのインフラを用意してくれるような動きもあるようだが。  VANのように閉じたシステムになっては元も子もないのではないか。 ・ネット上で取り引きが始まると、秘密の情報の隠し方や出し方の点で、  だましあいや複雑な駆け引きが起こる可能性もあるだろう。 諏訪地方での共同受注についてはどうなのか? ・大手の発注側は単独でも動けるだろうけど、むしろやはり受注側が固まる必要性がある。 ・インフォメーションセンターが共同受注の窓口になるというのも一案ではあるが、  それだけでは受注の入り口を狭く絞ってしまうことになりかねない。 ・個別の企業が受けたあるいは見つけてきた仕事を、インフォメーションセンターに投げ上げることも十分にありうる。 ・インフォメーションセンターは、むしろ各企業の受注活動を側面からサポートする形で存在すべきではないか。 ・企業または企業群が受注して、それを諏訪の中でこなす場合、諏訪の他の企業の技術力や、  工程能力や、負荷状況などの情報が欲しい。  そうした情報をインフォメーションセンターに載せられないだろうか? ・会員制でパスワードを設定すれば諏訪の中だけで情報の共有ができる。 ・情報を二重化する必要が起こるのかも ・個々の企業がそれぞれに他の企業と自立的、主体的に自由に結び付きあいながら仕事を進めるオープンな調達が  理想なのかもしれないけれど、まずはインフォメーションセンターがセンターとして機能するということになるだろう。 ・ただしインフォメーションセンターに「おんぶにだっこ」ではだめだろう。 ・諏訪バーチャル工業団地が有効に機能すれば、大手企業が諏訪向けに発注情報を流してくれることも考えられる。 ・会員企業がインフォメーションセンターに対して積極的に情報を提供することが重要だ。 ・そうしたネットワーク基盤を作るためのサポートも、インフォメーションセンターの仕事だろう。 メーリングリストについて ・参加企業をつなぐメーリングリストを立ち上げたい。   *メーリングリストとは・・・特定のメールアドレスにメールを出すことで、参加している企業全員に    そのメールが届くシステムで、これを使うとネット上で簡易的な会議が可能になる。    ただし、参加者がメールを頻繁に開くことが不可欠である。(岩田注)  次回の会議は、1月中旬に予定したい。 メーリングリストが立ち上がった時点で、ネット上での議論も開始したい。 以上

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